【試験情報】 自動車整備 特定技能評価試験

外国人が在留資格「特定技能」を得る条件として、日本語と技能の試験2つの合格が必要です。この記事では自動車整備の技能試験である特定技能1号試験の最新情報をお知らせいたします。

【試験情報】 自動車整備 特定技能評価試験

目次

  1. 特定技能と試験について
    1. 特定技能とは
    2. 日本語試験と技能試験について
  2. 試験情報
    1. 学科試験
    2. 実技試験
  3. 試験合格証明書について
  4. 学習用教材

特定技能と試験について

特定技能とは

「特定技能」は、日本の少子高齢化に伴い、深刻化の進む企業の人手不足に対応するために2019年4月に設立した新しい在留資格です。
「特定技能」の在留資格を持つ外国人を受け入れることができる特定産業分野として12分野14業種が認められており、自動車整備分野もその中の1つです。
「自動車整備分野の特定技能1号」の在留資格を得る条件として、「日本語試験」と「技能試験」で一定の合格基準に受かることが必須となっています。

日本語試験と技能試験について

日本語試験は「日本語基礎テスト(JFT-Basic)」の合格または「日本語能力試験(JLPT)」4級以上の合格が必要です。

技能試験は一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が実施する「自動車整備分野特定技能評価試験」の合格が必要です。

試験情報

下記は一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が実施する「自動車整備分野特定技能評価試験」の情報です。

試験科目 学科試験、実技試験
試験時間 学科試験:60分/実技試験:20分
試験方式 学科試験、実技試験:CBT方式
受験料 4,300円(税込)
国外受験の場合は異なる(4.国外試験情報をご確認ください)
合格証明書交付料 16,000円(税込)
受入れ機関の負担となる

学科試験

問題数 30問
試験言語 日本語(漢字にはフリガナあり)
カタカナで表記される専門用語については英単語の併記あり
合格点 65%以上
出題形式 真偽法(〇✕)
試験内容
  1. 構造、機能及び取扱法に関する初等知識
  2. 点検、修理及び調整に関する初等知識
  3. 整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する初等知識
  4. 材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する初等知識

実技試験

問題数 3課題(合計9問)
合格点 60%以上
出題形式 いくつかの課題について作業試験または図やイラスト等を用いた状況設定において正しい判別、判断を行わせる判断等試験により行います。
試験内容
  1. 簡単な基本工作
  2. 分解、組立て、簡単な点検及び調整
  3. 簡単な修理
  4. 簡単な整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い

試験合格証明書について

合格者と受入れ機関で雇用契約が結ばれることが決定した場合は、受入れ機関を通じて受験者に試験合格証明書を交付します。
合格証明書の交付申請は、受入れ機関が行ってください。
申請にあたっては、特定技能評価試験合格証明書交付申請書に必要事項を記入し、次の書類を添え、メールにより申請します。

  • 特定技能評価試験合格証明書交付連絡票
  • 合格者が受入れ機関と雇用契約を締結したことがわかる書類のコピー

また、合格証明書の交付があった場合は、後から送付される請求書に記載されている口座に交付手数料を振り込んでください。
詳細は一般社団法人日本自動車整備振興会連合会のHPをご覧ください。
一般社団法人日本自動車整備振興会連合会

学習用教材

以下は自動車整備分野特定技能評価試験の問題例です。

試験内容 テキスト
学科試験 学科試験問題の例
実技試験 実技試験問題の例

【参考】一般社団法人日本自動車整備振興会連合会 試験問題

お気軽にお問い合わせください

受け入れを検討されている企業の方

監理団体・登録支援機関・人材会社の方

関連記事