「コロナ禍における外国人雇用・在留資格について」自民党木村義雄先生との意見交換会レポート発行・ダイジェスト動画公開のお知らせ
■コロナ禍における外国人雇用に関して、日本政府に伝えた意見・要望とは?
新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい出国/入国規制で、外国人雇用を検討されている方々は、多くの困難を抱えている現状があります。
このような現状を少しでも改善すべく、新型コロナウイルスの影響により、外国人雇用に関してお困りの皆様に対しまして、ご意見・ご要望を日本政府に伝えるために、自民党幹事長特別補佐・自民党外国人労働者等特別委員会特別相談役の木村義雄先生をお招きし、第6回意見交換会を2020年6月9日(火)にオンラインで開催いたしました。
今回、その意見交換会の内容を収録した「意見交換会レポート」および「ダイジェスト動画」を無料で公開いたしますことをお知らせいたします。
▼意見交換会レポート・ダイジェスト動画の申込はこちら
https://www.myanmarunity.jp/pages/8686/
■意見交換会レポート・ダイジェスト動画の概要
今回お申込みを受け付けます「意見交換会レポート」には、当日行われた意見交換のすべてを集約いたしました。
また、「ダイジェスト動画」は、木村義雄先生の「コロナ禍における外国人雇用・在留資格について」のご講演と、厳選した意見交換の模様を収録した約40分に及ぶ内容となっております。
当日は、専門的なご意見を多くお寄せいただき、予定していた終了時刻を過ぎることとなりましたが、木村義雄先生には多くのご意見・ご要望のひとつひとつにご回答いただきました。
今回、寄せられたご意見・ご要望に対し、木村義雄先生から大変建設的なご回答を多数頂戴することができ、監理団体・登録支援機関・人材会社の皆様にとって、コロナ禍における外国人雇用環境の改善につながる、実りある意見交換会の実現となりました。
今後も、ミャンマー・ユニティは日本へ人材を送り出す機関として、定期的にこのような場を設け、日本の外国人雇用の環境改善に貢献していければと存じます。
□収録内容
第六回木村義雄先生 意見交換会
講演「コロナ禍における外国人雇用・在留資格について」
開催日時:2020年6月9日 (火)
★このような監理団体・登録支援機関・人材会社の方にご覧いただきたい内容です
- 当日都合が悪く意見交換会にご参加いただけなかった方
- コロナ禍における外国人雇用に関してお困りの方
- withコロナ時代における今後の外国人雇用に関する情報を知りたい方
★意見交換会で寄せられたご意見・ご要望(一覧)
- コロナによる影響に関するご意見
- コロナによる影響で、長い間入出国ができない状況です。特に入国待ちで長く足止めを強いられている方がたくさんいます。解除はいつになるのでしょうか?
- 各国の実習生・特定技能者の入国へ向けたロードマップの策定をお願いします。例えば、今検討しているビジネス客に上記は含まれるのか、留学生と同じスキームなのでしょうか?現在先行4カ国で進んでいるみたいですが、どのような状況になればそこに加われるのかを少しでも明確にしていただきたいです。
- 帰国困難者に対する支援は検討、今数人の短期滞在者に住居をお世話していますが、人数が増えればキャパオーバーになりかねません。機構が準備しているといわれるシェルターは利用できないでしょうか?
- コロナ感染者の少ない国からの受け入れの早期緩和・航空機チャーター便手配など入国待ち技能実習生、特定技能生へのなんらかの措置はないでしょうか?
- 在留資格「特定活動」で就労している外国人が、コロナによる影響で、1年以内に特定技能評価試験を受験できなかった場合の救済措置を講じていただきたくお願いいたします。
- モンゴルにおける技能実習、特定技能の再開はどうなっているでしょうか?
- 日本が移動を再開したいという4カ国は、日本との相互訪問や自国の開国についてどのような方針・立場なのでしょうか?
- ベトナムエアーは大使館の要請でチャーター機を飛ばしています。他の大使館にもそのような動きはありますか?
- 留学生の中にコロナの影響で、旧正月での一時帰国から日本へ帰って来れなくなった方がいます。このままでは学費が無駄になってしまいます。全国にはこのような方がたくさんいます。救済措置のご検討をお願いします。
- 他の国との出入国を進めるには、日本と海外の国際空港でPCR検査を迅速にできる体制を整えるべきだと思うのですが、その見通しはどうでしょうか?
- コロナウイルスの影響が収束するまで、監理団体の訪問指導や監査を、オンラインや電話などの訪問以外の方法で済ませられるようにできるでしょうか?
- 母国へ一時帰国後、コロナウイルスの影響で日本へ帰ってこられなくなった技能実習生等の外国人も、委任を受けた代理の者が入管局で資格変更や期間更新の手続きを可能にできるでしょうか?
- 現在、在留資格認定証明書交付申請は、上陸拒否対象国については審査保留と聞いています。保留解除になったら審査が始まると言われました。
知りたいのは、上陸拒否国から外れると、審査保留対象国からも外れるということでしょうか? - 今回のコロナに際して、営利目的の企業母体の日本語学校はオンライン授業OKでも、学校法人の日本語学校はオンライン授業を認められない、不自由であるという話を聞いています。先程のお話にもあった通り、同じ日本語学校間で法人格によって変な格差が生まれてしまっています。これからの教育を考えるとオンライン化は必要です。きちんとした体制や教育内容の学校法人(各種学校)の教育方法、運営手法の制限緩和が必要と思います。
- 専門学校や大学を卒業した留学生が就職活動をするための「特定活動9号ビザ」は、日本語学校の卒業生には例外的に国家戦略特区である北九州市でしか認められていません。日本語学校の卒業生の、特定活動9号ビザの緩和をご検討下さい。
- 申請業務簡略化等に関するご意見
- 入管申請を迅速にする、あるいは電子化するようにしていただきたいです。
また電子化されていても粗雑に作られている場合があり、改善をしていただきたいです。 - 特定技能の建設分野では、建設技能人材機構(JAC)への加入が義務付けられていますが、会費が高額で負担が大きいです。加入を任意としていただけないしょうか?
- 近頃、留学生のビザ審査の過剰とも思える厳格化について、来年度以降コロナの影響で減る可能性もあり、日本語学校の経営にとっては大打撃を受けています。
- 3月中旬に在留資格認定を申請しましたが、まだ許可が下りていません。現在は申請許可自体を止めているのでしょうか?それとも審査人数の減少等により許可に時間がかかっているのでしょうか?
- 特定活動の申請・承認状況を教えて下さい。また、業種は農業がメインでしょうか?
- 入管申請を迅速にする、あるいは電子化するようにしていただきたいです。
- その他のご意見
- 特定技能における他企業からの引き抜き自粛を要請してほしい
- 外国人の受け入れに関して補助金を全国的に充実させてほしい
- 技能実習生の受け入れ職種について、現実に沿った拡大をお願いしたい
- 介護業界においては外国人受け入れに関して、様子見姿勢の事業者も多いが、助成金の拡充、厚労省・機構主催のセミナー開催など、活用促進に向けて業界に対する働きかけ、啓蒙活動を強めていただきたい
- 技能実習と特定技能という2つの制度は将来的にも併存されていくのかという疑問について、議論の有無や大まかな方向性だけでもお示しいただきたい
- コロナ禍による特定活動の入館印紙代も優遇措置をしていただきたい
- 名古屋入管で、窓口はシールドされているものの、来館者の中にマスクをしていない人や、イス同士の間隔を守っていない人を多く見かけました。入管時のマスクの義務化または配布、ソーシャルディスタンスの確保の徹底などをお願いいたします。
- 入国時の日本語レベルに個人差があります。中には日本語が稚拙な方もいます。日本語レベルの要件を上げることはできないでしょうか?
- 特定技能の送り出しが、特にベトナムが遅れています。対応をお願いします。
- 愛知県職業能力開発協会の技能検定のスケジュール遅延がひどく、改善されません。
- 特定技能の受入れ分野の拡大をお願いします。特に産業分野などは職種の範囲が狭く、人手が足りていない中小企業でも職種が該当しない事例が多くあります。
- 中国との二国間協定の見通しはいかがでしょうか?
- 試験に受かった特定技能生が入国しないのはコロナ以外の要因があるのでしょうか。
- 人材を受け入れるにあたり相手国によっては受入機関として認証を受ける必要があります。特定技能1号は日本人と同等以上とのことですが、国(フィリピン)によっては応じがたい契約内容を求められます。
- 冒頭のご講演でおっしゃられていた「使い勝手の良い制度」とは具体的にはどの制度でしょうか?
- 特定技能の建築分野の塗装は、その他の分野の塗装と違って、建築塗装2号技能実習修了者が試験免除の対象になっていないので、建築塗装2号技能実習修了者は特定技能の建設分野に移行できません。建設分野に塗装を追加いただけないでしょうか?
- 介護分野の技能実習生やEPA介護福祉士候補者の間ではクラスター感染が起きやすい職場ということで、帰国希望者が続出していないでしょうか?
- 外国人材に携わる事業者として、確実に労働人口が減少していく近未来に向けて今国力維持のために人材を優先的に配賦すべき職種はどことお考えでしょうか?
- 将来に向けて国内人材の育成も並行すべき重要課題であると認識しますが、政府としての政策はどのように考え実行されていますか?
- 技能実習1年終了後に特定技能試験に合格すれば1年修了後から特定技能に移行できるのでしょうか?
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