【試験情報】農業 特定技能評価試験
在留資格「特定技能」を得る条件として、日本語と技能の試験2つの合格が必要です。さらに農業は「耕種農業」と「畜産農業」に分かれているため、それぞれ試験内容が異なります。この記事では農業の特定技能1号試験の最新情報をお知らせいたします。
目次
1.特定技能と試験について
1-1 特定技能とは
「特定技能」は、日本の少子高齢化に伴い、深刻化の進む企業の人手不足に対応するために2019年4月に設立した新しい在留資格です。
「特定技能」の在留資格を持つ外国人を受け入れることができる特定産業分野として12分野14業種が認められており、農業もその中の1つです。
「農業の特定技能1号」の在留資格を得る条件として、「日本語試験」と「技能試験(耕種農業、畜産農業)」で一定の合格基準に受かることが必須となっています。
農業は耕種農業と畜産農業に分かれているため、技能試験はそれぞれ該当する方の試験を受けます。
1-2 日本語試験と技能試験(耕種農業、畜産農業)
日本語試験は「日本語基礎テスト(JFT-Basic)」の合格または「日本語能力試験(JLPT)」4級以上の合格が必要です。
技能試験は一般社団法人 全国農業会議所が実施する「農業技能測定試験」の合格が必要です。
2.農業 試験情報
下記は一般社団法人 全国農業会議所が実施する「農業技能測定試験(耕種農業、畜産農業)」の情報です。
※耕種農業、畜産農業の試験問題は異なりますが、試験情報については共通です。
試験科目 | 学科試験、実技試験、日本語能力の確認(業務上に必要な日本語) |
---|---|
試験時間 | 学科試験+実技試験+日本語能力の確認:60分 |
試験方式 | CBT方式 |
受験料 | 8,000円 国外受験の場合は異なる(4.国外試験情報をご確認ください) |
2-1 学科試験、実技試験 、日本語能力の確認
※耕種農業、畜産農業の試験問題は異なりますが、試験情報については共通です。
問題数 | 全70問 |
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試験言語 | 日本語、英語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、ミャンマー(ビルマ)語、モンゴル語、ネパール語、カンボジア(クメール)語、中国語、ウズベク語、シンハラ語、タミル語、ヒンディー語 |
合格点 | 非公開 |
出題形式 | 学科試験、実技試験:2肢一択と四肢一択 日本語能力の確認:四肢一択、記述式 |
出題基準 | 耕種農業 畜産農業 日本語能力の確認 |
3.学習用教材
以下は建設分野特定技能1号評価試験に合格するための学習用テキストの情報です。
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