外国人ITエンジニアを最速・確実に採用する最も新しい方法とは?
エンジニアの採用に困っている企業様の中には外国人エンジニアの雇用を始めようか迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事は外国人エンジニア雇用のメリットとデメリットを紹介したうえで、お試しで採用できる新たな方法と採用のポイントをお伝えいたします。
目次
1.ますます深刻化するIT人材不足
経済産業省とみずほ情報総研の調査によると、日本国内のIT人材の不足数が2020年には40万人に上り、2023年には約51万人、2030年には約79万人に達するとのことです。
IT業界の中でも特に急成長している分野ではエンジニア不足は深刻度を増しております。
例えば、AI(人工知能)関連や、ブロックチェーン関連、スマートフォン(iOSエンジニア、Androidエンジニア)関連、ネットワークエンジニアやクラウドエンジニアといったインフラ関連、セキュリティ関連などでITエンジニア不足が加速しています。
1-1なぜ国内のエンジニアが不足しているのか3つの理由
そもそも日本国内でエンジニア不足となった理由は3つあると考えられます。
少子化の影響
生産人口が年々減少し、IT業界のみならずすべての産業の人材不足に関わる少子高齢化の影響がエンジニア不足にも関係しています。
またIT業界は市場規模が右肩上がりであるため、需要に追い付かず、年々不足人数が増えていきます。
日本でのITエンジニアの年収が低い
アメリカや中国のITエンジニアの年収相場は1,000~2,000万円ですが、日本のITエンジニアの年収相場は400~800万円です。
求められる時間と労力に対し、給料が低いことが原因であることも考えられます。
若者のIT業界へのイメージ
IT業界は給料が安い、きつい、徹夜が当たり前などネガティブなイメージを抱く若者が増えています。
現在は働き方改革で働き方が見直され、上記のようなイメージに挙げられる状況ではない会社も増えていると思います。
しかし、イメージが払拭できず、IT業界への人気が低迷しているのもエンジニア不足の理由の1つでしょう。
2.外国人ITエンジニアを雇用するメリット
2-1人材不足の解消
日本人では求人を出しても、人材が集まらないとお悩みの企業様は、海外に目を向けることで人材不足の解消につながるケースがあります。
即戦力となる人材を確保できる可能性もあります。
2-2社内のグローバル化が進む
IT業界の最新技術やトレンドの移り変わりはとても激しいです。
日本人だけの場合、日本語でしか情報収集ができませんが、外国人を雇用することで、外国人ITエンジニアの母国語でも情報収集ができます。
車内をグローバル化させ、他社との差別化ができたり、海外へのサービス展開や、市場の拡大も進めやすくなります。
2-3社内が活性化する
外国人ITエンジニアを採用することで、海外で働く外国人は覚悟やモチベーションが高く、社内へもいい影響を与えてくれます。
また日本人とは違う視点を持っているため、日本人だけでは気づかなかった問題や新たなアイデアを生み出してくれることも期待できます。
3.外国人ITエンジニアを雇用するデメリット
3-1在留資格の手続きや、支援する必要がある
海外からエンジニアを採用する場合、在留資格の手続きや、住宅の確保、役所の手続き、携帯電話の契約や口座の開設など様々な支援をする必要があります。
既に日本にいるエンジニアを採用する場合は、在留資格の手続きはなく、ある程度日本での生活に慣れているため、上記ほど支援する必要がないです。
3-2言語の壁、文化の違いがある
外国人のエンジニアは完ぺきに日本語が話せるわけではありません。
理解していると思ったら、理解できておらず、仕事に支障が出る場合もあります。
日本人社員は外国人エンジニアと言葉の壁があることを理解した上で、分からないことを聞き出したり、確認してあげたり、分かりやすい日本語をつかってあげたりする必要があります。
また外国人は育った環境も異なり、宗教や文化の違いを理解する必要があります。
宗教上の理由で、お祈りをしたり、休んだりしなければいけないケースや残業に対する価値観、年功序列が当たり前ではないなど、日本人との違いがたくさんあります。
外国人エンジニアが働きやすい環境で働けるように、宗教や文化的な違いに柔軟に対応する、当たり前だと思っていることも説明するなど、工夫が必要です。
3-3すぐに転職してしまう恐れがある
外国人エンジニアは自身のスキルアップのために想像より早く転職してしまう可能性があります。
エンジニアのスキルや希望に合わせて労働条件や労働環境を変えていく必要があります。
4.海外在住外国人ITエンジニアの「お試し雇用」のおすすめ
現在、コロナ感染防止の水際対策として、外国人の入国が厳しく制限されています。
コロナ禍における海外在住外国人ITエンジニアの採用については、いつになるかわからない入国を待つよりも、「入国せずして採用・業務委託」することが現実的です。
そしてこれは、「お試し」で本人の実力を知ってから、確実な人材を雇用するには絶好の機会にもなります。
- お試し 海外在住のままテレワークで雇用 →コロナで当面入国ができないので対策としてとても現実的です
- 日本語力を必要以上に求めないこと。N4,N3でOKとする。
- 経験値を必要以上に求めないこと。成長余力を評価する。
4-1「お試し雇用」のメリット
履歴書や、履修科目、スキルシート、保有資格だけでは、本来の技術力が判別できないものです。
ITスキルは面接時のテストで測ることはとても難しく、スキルシートに記載があっても、本当にその技術力があるかどうかは雇用してみないとわかりません。
さらに、人格的な問題点(理念が共有できるか、コミュニケーション能力、協調性や責任性があるか)は、数ヶ月いっしょに働いてみないと表に出てこないものです。
また、仕事が続くかどうかの問題も大きいと思います。海外からせっかくお金と手間と時間をかけて日本に招いた人材が、すぐに辞めてしまっては元も子もありません。
5.<お試し方法>海外在住のままテレワークで雇用
コロナ禍により、IT業界ではテレワークが常識となりました。
海外在住外国人ITエンジニアも同様に、現地で雇用し、テレワークしていただくことも可能です。
テレワーク雇用は、日本で雇用するよりも好条件で雇用することができます。つまり、日本で雇用するよりもスキルの高い人が採用できます。また人件費も抑えることができます。
採用成功のポイント
海外在住外国人ITエンジニアを「お試し」で本人の実力を知ってから雇用する
6.日本在住外国人ITエンジニア雇用のポイント
ITエンジニアの求人をたくさんいただいておりますが、面接してもなかなか企業様から内定を出していただけないのが現状です。
原因はズバリ、企業様の「高望みしすぎ」だと思います。
優秀なIT技術者であっても、日本語力が日本人並みという人はほとんどいません。
採用の成功例として「楽天」様が挙げられますが、楽天様は英語が公用語なので、採用にあたり日本語力を全く要求しません。ですから数十人規模で超ハイレベルな外国人の雇用が可能になるのです。
またよく聞くお話として、IT人材不足対策として、未経験者の文系人材を新卒採用しているケースがあります。ゼロからITエンジニアを育成することで、採用の難しさを克服するというものです。
外国人ITエンジニアの採用においても、同じことが言えます。
コミュニケーションを絶対に日本語で行わなければならないという先入観を除去してください。プログラミングは英語ができれば十分可能ですので、日本語力を過剰に要求することを避けるだけで、よいITエンジニアを採用できる可能性は格段に上がります。
「日本語力JLPT N2以上」を採用基準にする企業様が多く見られますが、N4やN3でOKとすることで、大きく道は開けると思います。
そして、ITスキルや経験値を必要以上に求めなければ、採用できる裾野(候補者数)は激増し、一気に採用ができるようになります。
少子高齢化、労働人口減少により、今後ITエンジニアの採用は加速度的に難しくなっていきますので、「未来の成長余力を評価」して採用することをお勧めいたします。
外国人ITエンジニア採用成功のポイント
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